長尾美紀のブログ

全てを賭けて

「お母さんを悲しませてもいい」

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「お母さんを悲しませてもいい」

ってなおちゃんが私に言えって言うの。

 

なおちゃんは心屋さんのカウンセラーね。昨年あるお茶会でカードリーディングしながらそんな話になって。

 

で、その時の私は口を固く曲げて

 

「お・か・あ・さ・ん・をかなし*****」

って最後まではっきり言えなかった。

 

実はこれ、夫にもやってて。

 

嫌な事とか「嫌」って言えなかったし、そんな大げさじゃなくても、自分の本当の気持ちは言ってこなかった。

 

なぜなら、夫を悲しませると思ってたから。

 

でも何年かに一度、火山が噴火するように、「あれが嫌だった」とか「これが嫌だったとか」を全出しするのね。

 

そんなのその時に言わなきゃ、覚えてないような事。

 

って、結局言ってる(笑)

 

そしたら、私が「あれが嫌だった」と言うたびに、夫はそれらを改善してくれたの。

 

少し前も私は「殺す・死ぬ」とか、めっちゃ極端な話をしたのに、夫は根気よく言い分を全部聞いてくれたの。

 

母親は私の言うことを全く聞いてくれなかったけど、夫は母親とは違ったわけ。

 

母親は私の事をあれやこれや口出しするけど、人の話は一切聞かない。

 

夫は基本的に私のする事には何も言わないし、言うのは生活の些細な事。(掃除しろとかね)そして、常に不満を改善してくれる。

 

この夫のお陰で、やっと「お母さんを悲しませていい」って思えたの。

 

夫の愛があれば、お母さんなんて。(まっお母さんは好きですけどね)

 

夫の大きな愛に包まれた私は最強だし、さらに「夫を悲しませてもいい。」って思えた。

 

だってね、無理だったから。

 

3年前、飼ってた先住犬を4歳で病死させたの。死んだのは病気のせいで、誰のせいでもないかもしれない。でも、私のせいだと思ってる。

 

夫は近しい身内を高校生の時に亡くし、凄い喪失感を持ってるの。

だから、私は結婚した時「これ以上、夫を悲しませてはいけない」って思い込んでた。

 

でも、夫が溺愛してた先住犬は死んだ。

 

夫の悲しみは、子ども達が「お父さん大丈夫?」と私に言ってくるくらい深かった。

 

だから、夫を悲しませないことなんて、結局

私にはできない事だった。

 

未だに夫は犬の月命日だとか言って先住犬を偲んでる。

 

結局、人の気持ちのコントロールなんて不可能という事。

 

それがわかった今、先住犬には感謝しかないし、お母さんだって夫だって悲しませていい。

 

まっ、わざとするわけじゃないからね。

 

今なら大きな声で言える。

「お母さんを悲しませてもいい‼️」

 

夫の愛、最強(笑)