長尾美紀のブログ

全てを賭けて

バーボン

私は、短大入学を機に名古屋から大阪へ出てきた。そして、カルチャーショックを受けた。

 

講義中それは起きる。生徒が手を挙げ「せんせい〜」と質問する。これまで聞いたことのないイントネーションだ。

 

通っていた短大は、4年生大学とキャンパスが同じで、地方からも学生が集まっていた。

 

しかし講義中、発言する学生達は主に地元大阪の子だった。今から考えると、地方の子も質問していたかもしれない。ただ、私に残した印象は大阪弁に全て乗っ取られたのだ。

 

それが私が受けた初めてのカルチャーショックだった。

 

でも、仲間がいた。学校からほど近い民間経営の女子寮に入ったので、新潟や山口といった地方出身者と仲良くなった。

 

その一人が大阪出身の子と仲良くなり、ある日「アメリカ村」へ連れて行ってもらった。 

 

大阪の「みなみ」と呼ばれる地域にある「アメリカ村」は18歳の地方出身者にとって、それはそれは刺激的な街だった。

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つづく